手話ワールドの入り口
昨年12月も終わりに近付いた頃Shi-マンが通っていた幼稚園のお母さんからお誘いがあった。「年明けに幼稚園の子供たちに、保護者から何か出しものをやってくれる方を募集する手紙があって、是非そこで手話を使って何かやりたい」との事。昨年、Shi-マンが通園している時は幼稚園では大変お世話になったし、手伝える事があればと、承諾した。在園児のお母さんと我輩と、お友達との3名でやってきたなり。
事前打ち合わせは今年に入ってたったの2回^^; 他の方の担当箇所には、きっちり台本を作っておいたのだが、毎度の事、本番になると台本が無意味になる我輩は、こんな感じにという程度で適当にやる事にしたなり。(台本があっても覚えられないし(笑))
まず最初は、タヌキでお馴染みの「しょじょ寺」の手話ソング。タヌキの衣装は我輩が参加している手話サークルからお借りしたもの。我輩は衣装抜きでも良いのではと思う体系なのだが、一応着用したなり(笑)
「しょじょ寺」の歌が終わってから場面設定を「ポンポコ幼稚園」として、我輩はタヌキ園児として演じ(園児ではなく力士に近い状態だが)寸劇をしたなり。
お耳聞こえないお友達に「一緒に遊ぼう!」と声をかける事からスタート。どうして通じないか、一緒に遊ぶにはどうしたらいいかをタヌキ先生にアドバイスしてもらい最後にはおもちゃを貸してもらって一緒に遊べるまでを演じたっす。台本通りに行うと子供たちの反応が今一つ(苦笑)ならばと、すぐさま声をかけた我輩が無反応なお友達に対してムッとする仕草を我家のメガキッズがやるのと同じようにしてみると、園児たちも大ウケ(笑)と終始笑いを取る事を忘れずに熱演してしまったなり〜( ̄∇ ̄;)
そして、幼稚園や家庭でも使う「挨拶」の手話単語をレクチャー。おはよう、こんにちは、さようなら、ありがとう、ごめんなさいと、5つの手話を表現。「こうゆう時には、何て言うかな〜」と子供たちにも参加してもらいながらやったので、子供たちも真剣に覚えようとしてくれていました。
次に又我輩の担当「動物の手話」である。犬、いのしし、ライオン、牛、ゴリラと、5つの手話を表現。手話を教える前に、我輩の説明から連想してもらい子供たちに答えてもらってからやったなり。挨拶とは違ってこちらは、いろんな動物の名前が出てくる。1つの動物単語を教えるときちんと並んでいた子供たちは横や後ろを向いたりして互いに動物手話をやりあっていた。
そして最後のゴリラ。これ実は当日になって後一つ何をやるんだっけ?とすっかり忘れていた単語でありました。お母さん方に教えてもらい本番に挑んだんだけど、ゴリラを連想させるのに何と言えば良いか考えていた時両サイドのお母さん方から小声で 「ゴリラ」「ゴリラ」 と声が聞こえてきた。我輩が又ど忘れしたのかと思われたようである。(笑)余計な心配をさせてしまって申し訳なかったなり〜そして子供たちに「動物園にいて〜大きくて〜」と説明すると「ぞう〜! キリン! カバ〜!」など的外れな回答が・・・「ちょっと違うんだな〜じゃあおばさんが真似をするからね〜」と即興でゴリラの仕草をするとすぐさま
「ゴリラ〜!」と大きな声が返ってきた。自分の事を言われてるようで、又苦笑してしまったなり。で、先に覚えた挨拶と動物を混ぜて我輩が言った言葉を手話表現するミニゲームをしたなり。動物の手話をしている途中で挨拶の手話を入れると子供たちもドギマギ(笑)、だんだん真剣になる子供たちを見て本当に微笑ましい状況でありました。
そして今回の出し物のラストは「小さな世界」の手話ソング。これは、園児にゆっくり手話指導をし、最後に先生のピアノに合わせてみんなでやったなり。そしてめでたく終了!園長先生からもお褒めの言葉を頂きました。そして担任の先生からも楽しかった。真剣な子供たちを見る事が出来てとても有意義であったと有り難いコメントも頂きました。
Shi-マンの難聴がわかる前に入園通知を頂き、入園までの半年の間に難聴がわかり、補聴器も意味の無いほとんど聞こえない状況で過ごした幼稚園生活。Shi-マンがきっかけとなり、今年も手話ソングをしているクラスもあると聞き、嬉しい気持ちになったなり。幼稚園など、集団生活の導入期に聞こえない人がいるという事、手話があるという事を知ってもらえるというのは、本当に素晴らしい事だと我輩は思うなり。ろうの世界は、広いようでまだまだ狭い。興味がある人はほんの一握りである。手話ワールドの入り口だけに限らず、興味を持ってもらおうと思ったら、まず楽しい事からが良いのではと思って正しい手話を交えながら笑みがこぼれるような内容である事を心掛けた。楽しい事であれば、その場で終わる事もなく、友達同士や、家族の間でも手話が話題になるだろうし、手話を学ぼうという気持ちを持ってくれる人も増えると思うし、学びたくなれば、手話講座やサークルへ足を運ぶようになるだろうしね。
最初から専門的な方々に指導を受ける事も大事かもしれない。それには、時間も、準備も、お金も必要となってくる。金銭的な負担をさせてまでの体験となると受ける側の同意があっての事だと思うし、押し付けがましいものになってしまうと我輩は思うなり。今回の事を相談させてもらった方々の中には「ちゃんとろう協会などを通してちゃんとした人を派遣してもらわないと」と言われていた。でも手話の導入というのは、こちら側の「知って欲しい」という思いを受けてもらうんだからボランティアで当然だと我輩は思うなり。健聴者だから言えるのかもしれない。でも聞こえない子を持つ親としてみたら子供達の事を知って欲しいという思いがあるんだよね。ろう者の方々はどう思っているのかな〜?
ちょっと偉そうな事書いてしまったなりかね〜^^;
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